朴次席大使は国連安全保障理事会に哨戒艦事件に対する意見を示した後、記者団に対し、「北朝鮮が被害者」だとした上で、北朝鮮の調査団による調査を行った後に安保理での論議を進めるのが順序だと強調した。
韓国側の調査結果を受け入れることができない理由については、船体が二つに割れたにもかかわらず魚雷の推進体には割れた部分がなく、事件発生から50日近く経って回収された魚雷にハングルで記された「1番」という文字が爆発の際の高温にも耐えて残った点は納得できないと述べた。
朴次席大使は「沈没原因を調査するために米国、英国、オーストラリアからは専門家を招いたが、なぜ北朝鮮からは招かなかったのか。科学的な調査だったなら恐れることは何もないのではないか」と反問した。また、韓国のインターネット上で出回っている座礁説、韓国軍が1970年代に設置した機雷による沈没説などにも触れ、事件の調査結果に疑問を呈した。
韓国の市民団体・参与連帯が事件の調査結果に疑問を投げかける内容の書簡を安保理に送ったことについては「知らない」と話した。北朝鮮の関与に慎重な姿勢を崩していない中国、ロシアに対しては、安保理で北朝鮮の意見を発表すると通知したと説明した。
北朝鮮は国連本部で15日午前11時(現地時間)に哨戒艦事件に関する初の記者会見を開く予定だ。
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