会談する李大統領(右)とゲーツ長官=5日、シンガポール(聯合ニュース)
会談する李大統領(右)とゲーツ長官=5日、シンガポール(聯合ニュース)
【シンガポール5日聯合ニュース】ゲーツ米国防長官は5日、韓米の対潜水艦合同訓練の実施時期や、国連安全保障理事会に提起された韓国海軍哨戒艦「天安」沈没事件の処理問題は、韓国政府の主導に従うとの考えを示した。 第9回アジア安全保障会議が開かれているシンガポールで行われた李明博(イ・ミョンバク)大統領との会談で述べた。青瓦台(大統領府)の李東官(イ・ドングァン)広報(弘報)首席秘書官が伝えた。 ゲーツ長官は、北朝鮮の挑発を座視すれば追加的な挑発の可能性があるため、「天安」事件を見過ごしてはならないとし、「挑発には応分の措置が取られることを示すべきだ」と強調した。 北朝鮮核問題をめぐる6カ国協議の再開については「北朝鮮の武力攻撃に対する応分の代価を払わせずに6カ国協議が再開されれば、それが補償のように映りかねない」と指摘した。 オバマ大統領が韓国政府を支援するとの立場を示したと伝えながら、「韓国が行った『天安』沈没の原因調査は客観的で公正だった上、韓国政府の事件の扱い方は非常に適切だった」と述べた。 一方、李大統領は会談の冒頭で、「天安」事件発生後の米国の積極的な支持に感謝すると述べた。 また、先月行われた中国の温家宝首相との会談内容に触れ、今回の北朝鮮の行為に対し適当に黙認すれば、朝鮮半島の平和と中国にとっても役に立たないという点を説明し、中国が役割を果たすよう要請したと述べた。 japanese@yna.co.kr
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