【ソウル1日聯合ニュース】北朝鮮が韓国国民の住民登録番号を盗用し、韓国の主要なインターネットサイトに「韓国哨戒艦『天安』沈没事件は捏造(ねつぞう)」とする書き込みを集中的に行っていたことが分かった。政府当局関係者が1日に明らかにした。
 このサイトに掲載された文章は、北朝鮮の統一戦線部傘下「6・15編集社」が北朝鮮サイトの「わが民族同士」に掲載した国防委員会報道官論評と同じ内容だったという。
 北朝鮮はまた、中国内の朝鮮族のサイトにも「『天安』を通じ利益を得た団体」と題した書き込みをしていた。同じ内容の文章が、韓国の一部団体のサイトにも掲載されていたと伝えられる。
 北朝鮮は先週、天台宗、6・15共同宣言実践韓国側委員会などに対し、「『天安』沈没は北朝鮮の魚雷攻撃が原因だとする韓国政府の事件調査結果は捏造だ」という内容の祖国平和統一委員会報道官談話文を盛り込んだ書簡を送っている。
 これに関連し、統一部は先月31日に報道官論評を通じ、「内部問題不干渉、相互ひぼう中傷禁止を規定した南北基本合意書など各種南北間合意に背く行為」だと指摘。即刻中断を求めた。



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