科学技術部は、ソウル大学の黄禹錫(ファン・ウソク)教授による論文ねつ造事件で落ち込んだ韓国科学界の信頼回復を目指し、対外活動に本腰を入れる計画だ。
 科学技術部が22日に明らかにしたところによると、最近経済協力開発機構(OECD)レベルで進められている科学分野の不正行為予防活動に参加し、韓国の研究倫理の確保に向けた努力を積極的にアピールすることにした。黄教授の胚性幹細胞(ES細胞)論文ねつ造で損なわれた韓国科学界の信頼を回復し、韓国の科学者らが論文審査などにおいて不利益を被らないようにするのが狙いだ。

 科学技術部は、23~24日の2日間にわたってシドニーで開かれるOECD科学技術政策委員会(CSTP)第87回総会に出席し、研究倫理、信頼性の確保や検証システムの構築計画などを詳しく説明する方針を示している。このほかCSTP総会でアメリカ主導で新設されるナノテクノロジー作業部会に参加する意向を伝える考えだ。

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