合同参謀本部が16日に明らかにしたところによると、北朝鮮警備艇1隻が15日午後10時13分ごろ、黄海NLLを1.4マイル越え韓国側に侵入し、延坪島の北西8.5マイルの海域まで南下した。韓国海軍による警告通信を受け、30分ほどで北朝鮮海域に戻った。
この後、午後11時30分ごろ別の警備艇が黄海NLLを1.3マイル侵犯。韓国海軍は警告通信を行ったが、警備艇が南下を続けたため、2発の威嚇射撃を行った。警備艇は9分後に北朝鮮側に戻った。
韓国海軍「天安」沈没事件の後、北朝鮮艦艇がNLLを侵犯したのは、これが初めて。
軍関係者は、北朝鮮警備艇のNLL侵犯はよくあることで、今回も特別な意図があるとはみていないと述べた。ただ、「天安」沈没後では初めてという点から、綿密に分析していると明らかにした。
軍は、今回のNLL侵犯が、「天安」事件後の韓国海軍の作戦状況を探るものという可能性があるとみると同時に、事件とは無関係だということを示す行動だった可能性も念頭に、さまざまな角度から北朝鮮の意図を分析している。
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