工場を視察するカトラー代表補(中央)=19日、仁川(聯合ニュース)
工場を視察するカトラー代表補(中央)=19日、仁川(聯合ニュース)
【仁川19日聯合ニュース】韓米自由貿易協定(FTA)交渉で米国首席代表を務めた米通商代表部(USTR)のカトラー代表補は19日、GM大宇仁川工場で聯合ニュースとのインタビューに応じ、「まだ米韓のFTAを協議するため韓国側と会う準備ができていない」と述べ、FTA問題に対する米政府の立場が固まっていないことをほのかした。
 続けて、「FTAが両国経済に利益をもたらすことは明らかだが、いくつかの問題についてはもう少し議論が必要だ」と改めて強調。韓米FTAのうち、関心を持って見守っているのは自動車分野だとしながら、利害関係者や議会と内部的に議論を進めており、時期が来れば韓国側と協議を始められるだろうと説明した。
 一方、GM大宇仁川工場を訪れた理由については、韓国の自動車市場をもっと理解するためだと答え、GM大宇はグローバル経営的な面で雇用を創出する上でも自らの役割を果たしているようだと評価した。
 日本を経て訪韓したカトラー代表補は、外交通商部の金宗フン(キム・ジョンフン)通商交渉本部長、李恵民(イ・ヘミン)FTA交渉代表と会合し、韓米FTAや第三国とのFTA締結に向けた韓国の努力などについて意見を交わした。

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