質問に答える将兵ら=7日、城南(聯合ニュース)
質問に答える将兵ら=7日、城南(聯合ニュース)
【ソウル7日聯合ニュース】海軍哨戒艦「天安」沈没事故の発生から13日目の7日、生存将兵らが国軍首都病院で記者会見を行った。
 弾薬などの管理責任者を務める兵器長のオ・ソンタク上士は、事故の瞬間は、地下2階の隔室で業務報告の準備をしていたと説明。「『ドカン』という音とともに体が宙に浮き、停電した。耳が痛いほどの爆発音がした瞬間、船が90度に傾いた」と伝えた。事故の瞬間、火薬のにおいはまったくしなかったという。
 電探長のキム・スギル上士は「『ドン』という音を2回感じた」と話した。最初の音でどこかにぶつかったのかと思い電探室に向かったところ、2度目の音が若干の爆音と電灯が落ちる音ともに聞こえたと説明した。
 操舵長のキム・ビョンナム上士は、「船が暗礁や砂州に乗り上げれば普通は裂けるような音が聞こえるが、今回の事故は外部衝撃ではないかと思う」と語った。
 機関長のイ・チェグォン大尉は、事故前に非常事態があったかとの質問に、「なんらかの兆候があれば高速推進の準備をする必要があるが、事故の前には何の兆候もなかった」と答えた。
 音波探知を担当するホン・スンヒョン下士は、当時は探知機に特別なシグナルはなく、当直者は正常に勤務していたと話した。
 内部的な問題による事故の可能性に関しては、イ・チェグォン大尉は「出港2~3日前から(船舶を)作動させるため、装備や船体の老朽化ではないと思う」との見解を示した。事故前に水がもれるケースはまったくなかったとしている。
 一方、事故を調査している民間・軍の合同調査団は、同病院で中間調査結果発表を行い、事故発生時刻が先月26日午後9時22分だったことを改めて確認した。事故当時、「天安」は計画の航路に従い正常に航海しており、乗組員も通常通り日課をこなしていたと説明した。

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