天然ガスが水分子と結合し氷の状態になっている「ガスハイドレート」の探査事業について、産業資源が本格的に推進する方針を固めた。ソウル市内のホテルで15日に開かれたガスハイドレート運営委員会で、探査活動の展開・生産技術開発などを骨子とした事業計画を承認し、支援予算を153億ウォン確保した。
 産業資源部は、昨年の探査事業の結果を基に、ガスハイドレートが埋蔵されている可能性の高い東海上の拠点で探査を進め、資料の採取と分析事業に取り組む考えだ。事業が成功すれば、来年には国内で初めてとなるガスハイドレートの試験ボーリングを実施できるという。ただ、ガスハイドレートは空気に触れると昇華するという特性があり、世界でも商業生産に向けた採取技術は確立されていない。そのためガスハイドレートの生産技術と安定性の確保などに関する研究開発事業も並行して進めるとしている。

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