投資計画については、未来成長エンジンの確保に集中し、昨年より拡大する計画だと前置いた上で、「経営環境の変化に応じ弾力的に運営し、成果と連動できるようにする予定」だと説明した。
同社はことし、投資の最大部分を占める半導体と液晶パネル(LCD)分野で、それぞれ5兆5000億ウォン(約4392億円)と3兆ウォンの投資計画を掲げている。崔社長のこうした発言は、必要があればこれら分野で設備増設幅を調整する可能性があることを示唆したものとみられる。
また崔社長は、ことしサムスン電子は攻撃的経営を展開するが、柔軟で創造的な組織に変貌することに注力するとの立場も示した。
能動的で攻撃的な事業展開を通じ競争力確保に力を集中させると同時に、ソフトウェアとコンテンツ寄りの事業体系を構築し、健康、環境、エネルギーなど未来成長エンジンの開拓と技術先占に力を入れる考えだ。
あわせて、ことしは「マーケット・クリエイター」として、顧客に感動を与え、社会発展にも寄与できる創造的リーダーに生まれ変わると強調した。
この日の株主総会では、本社ベース財務諸表の承認と、李仁鎬(イ・インホ)新韓銀行顧問の社外理事選任が行われた。2人の社外理事の任期が満了、社内理事1人が辞任し、サムスン電子理事会構成は、9人から7人となった。
一方、崔社長は、昨年は報酬限度550億ウォンのうち、434億ウォンを執行したと明らかにした。社外理事5人は1人当たり6600万ウォン、社内理事4人は1人当たり107億7000万ウォンの報酬を受け取ったことになる。
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