現在市販されているサムスン電子のプラズマテレビ=2005年(聯合)
現在市販されているサムスン電子のプラズマテレビ=2005年(聯合)
価格引き下げの進むプラズマテレビをめぐり、サムスン電子が松下電器産業に対抗し、画期的なコスト削減に乗り出す。
 電子業界が15日に明らかにしたところによると、サムスン電子はこのほどサムスンSDIと特別作業班を設け、コストを大幅に削減するためにプラズマモジュール開発プロジェクトに着手した。サムスン電子でデジタルメディア部門を総括してきた柳炳律(ユ・ビョンリュル)専務が年初の人事異動でサムスンSDIに移り、両社で意見調整しながらプラズマ関連の新製品開発を指揮している。

 サムスン電子がプラズマモジュールの共同開発に乗り出すのはこれが初めて。部品メーカーと共同で生産コストの削減策を講じることで、プラズマテレビの急激な価格下落に対応する戦略とみられる。世界トップの松下電器は、来年初めに現在より40%安い製品を発売する計画だ。

 一方、サムスン電子デジタルメディア総括の崔志成(チェ・ジソン)社長はサッカーワールドカップ需要を見込み、年初に掲げた目標を前倒しし、ことし100億ドル達成すると表明した。液晶テレビの販売量は昨年の200万台から600万台に、70万台だったプラズマテレビは200万台に拡大する方針だ。

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