イは10日、東京の神宮球場で行われた千葉ロッテとのオープン戦で、4回を投げ、4安打、1奪三振、3失点と比較的好投を見せた。試合後のインタビューでは、「足りないところは多いが、先発起用を信じ続けている」と語った。
イはこの日、先発の残り枠をめぐり争う3人の外国人勢では最も好投を見せた。米ダイヤモンドバックス3Aから移籍したトニー・バーネットは、5回で3本塁打されるなど6失点を記録した。もう1人の候補者のドミニカ出身、エウロ・デラクルスは最速164キロを誇る「怪物」投手として日本メディアの注目を集めたが、いざふたを開けてみたら制球力や試合運営能力が落ちるとの評価を受けている。
ヤクルトの外国人勢4枠のうち、打者2人とイム・チャンヨンは、すでにレギュラーを獲得しており、残りの1枠をめぐり3人が争っている。イは外国人勢エントリー競争と同時に、先発入りという目標に向け汗を流している。
以下は一問一答。
――ロッテ戦での投球内容は。
「満足できない。足りないところが多い。前回より非常によくなかった」(先月末、日本ハム戦では先発登場し4回で無失点を記録した)
――何が足りなかったのか。
「制球はよかったが、キレがなかった。勝負球もまだ足りない」
――左打者には打たれなかったが。
「左打者が打席に立つと、ストライクゾーンが大きく見える。カウントを有利に進めることができてやりやすい」
――今シーズンの得意球は何にするのか。
「スライダーもあるし、ボールカウントがツーストライク・ノーボールなら、果敢に直球で勝負する考えだ」
――ほかの球種も練習していると聞いたが。
「シンカーやフォークを投げ始めた。両方とも満足している。問題は直球にある。きょうも直球が甘く入って打たれた」
――先発への期待があると思うが。
「監督が決める問題だ。監督は制球力などを評価してくれている。昨年は制球力が問題だったが、ことしはよくなった感じがする。日本では先発として第一歩を踏み出すことになるため、期待は大きい」
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