バイオベンチャーのクリスタルジノミクスは14日、日本のギンコバイオメディカル研究所、カルナバイオサイエンスと、新概念の抗がん剤開発に向け共同研究契約を締結したと明らかにした。
 クリスタルジノミクスは、ギンコが示した抗がん剤の標的タンパク質はDNAの複製に重要な役割を果たすもので、これに選択的に働く候補物質を生み出せばがん細胞のDNA複製が不安定になり、がん細胞の増殖を抑制する新概念の抗がん剤開発も可能だと説明した。

 契約によると、研究成果の特許権は3社が共同所有する。臨床前試験と臨床試験はギンコを中心に進めるが、収益も3社が共有することになる。

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