フォーラム会場に展示されているサムスンの主力製品=22日、ウィーン(聯合ニュース)
フォーラム会場に展示されているサムスンの主力製品=22日、ウィーン(聯合ニュース)
【ウィーン22日聯合ニュース】サムスン電子が、オーストリア・ウィーンで22日から24日までマーケティングイベント「サムスン・ヨーロピアン・フォーラム」を開催し、発光ダイオード(LED)バックライトを搭載した「3D LEDテレビ」をはじめとする主力製品を紹介している。
 昨年に続く2度目の開催となるフォーラムは、欧州の主要取引先やメディア関係者を招き、サムスンの主力新製品を紹介するイベント。サムスン電子はこれを機に、昨年に打ち立てた「LEDテレビ=サムスン」の神話に続き、ことしは3Dテレビ市場の独走体制を固めていく計画だ。
 サムスン電子はイベントで、3D LEDテレビ、液晶テレビ、プラズマテレビのほか、3Dブルーレイプレーヤー、3Dホームシアター、3Dコンテンツ、3D眼鏡など、「3Dトータルソリューション」を欧州で初めて公開した。また、スマートフォン「WAVE」、超スリムLEDモニター、ネットブック、ワンタッチプリンターなど、さまざまな電力製品も紹介している。
 3D LEDテレビの発売イベントでは、3D映像の効果をリアルに伝えるため、拡張現実(AR)を活用した3D LEDテレビを紹介するとともに、1つの面に55型3D LEDテレビ9台、合計36台で四方の面を構成した大型「3Dキューブ」を披露し、1200人余りの出席者から大きな反響を得た。
 今回紹介された3D LEDテレビシリーズは、サムスン電子が独自に開発した「3Dハイパーリアルエンジン」を搭載し、優れた画質で躍動感あふれるコンテンツを完ぺきに具現できると会社側は説明する。特に、3D LEDテレビ9000シリーズは、「ペンシル・スリム」の薄さにデュアルテレビやリモコンに活用できるタッチスクリーンリモコン、スライディング・オート・センサーなどさまざまな最先端機能を搭載し、出席者の関心を集めた。
 サムスン電子は3月から、3D LEDテレビ7000、8000シリーズを皮切りに欧州市場で3Dテレビを発売する。欧州の3Dテレビ市場で確実に優位を占めたい考えだ。
 同社はあわせて、独自のモバイルプラットフォーム「Bada(パダ、海の意)」を初めて適用し、携帯電話ディスプレーのうち最も画質が優れたスーパーAMOLED(アクティブマトリックス式有機EL)を搭載したスマートフォン「WAVE」を披露した。
 このほか、コンパクトカメラのうち最も明るいレンズを搭載した「EX1」、ポケット型フルHDビデオカメラ「U20」などさまざまなモバイル新製品、LEDモニターで唯一、ウェブ標準色空間「sRGB」を100%満足させた超スリムLEDモニター、コンテンツを無線でダウンロードできる電子書籍(eBook)、感覚的なデザインと強力な性能を誇るプレミアムノートパソコン「P580」、12時間の使用が可能なプレミアムネットブック「N210」「N220」などの新製品も紹介している。
 サムスン電子で欧州を総括する申相興(シン・サンフン)副社長は、欧州は2006年から同社が最も多くの売上を上げている地域で、昨年には売上総額の3割を占めたと説明。ことしは3D LEDテレビをはじめ、スマートフォン、オーディオ・ビジュアル(AV)製品、モニター、冷蔵庫、パソコン、プリンター、カメラなど、技術・デザイン優位の製品競争力を土台に、全製品で市場掌握力を強化していく計画だと述べた。

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