主債権銀行の韓国外換銀行関係者は、可能な限り早期に債権団協議を通じ、持分の一部売却などあらゆる案を検討すると述べた。債権団の一角では、早期にブロック取り引きでの売却を通じた株式処分を望んでいると伝えられる。ある関係者は、株主団の持分の一部を売却し、経営権維持が可能な最小限の持分で国内戦略的投資家を探すことが、最適の代案となり得ると話している。
ブロック売却が決まる場合、債権団は経営権の保護が可能な持分(約15%)を維持し、残る13%を市場に出すものとみられる。また、自社株買い戻しを通じた友好持分の拡大や有事貸付金早期償還など、ハイニックスを敵対的買収・合併(M&A)から守る案を追って講じるものと予想される。
ハイニックス半導体の売却作業は、暁星グループが買収の意向を撤回したことで1度白紙化され、昨年末から改めて進められてきた。しかし、先月29日の意向書受付締め切りの時点で、買収を希望する企業が現れず、債権団が今回、2週間の追加受付期間を設けたが、やはり買収希望企業は名乗り出なかった。
ハイニックスは2001年10月から10年間近く、債権団の共同管理を受けている。現在、債権団が保有する売却制限持分は、28.07%(計1億6548万株)。
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