キム・ジョングク(101エンターテインメント提供)=(聯合ニュース)
キム・ジョングク(101エンターテインメント提供)=(聯合ニュース)
テレビのバラエティー番組で活躍し、お茶の間により近い存在となった歌手キム・ジョングク。「いい人、ソフトな男」というイメージが浸透し、おかげで自分が考えるキム・ジョングクと世間が考えるキム・ジョングクのイメージの距離が縮まったようだと語る彼が、27日に6枚目のアルバム『Eleventh Story』をリリースした。

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 1995年に男性デュオ<Turbo(ターボ)>としてデビューしてから、ソロに転向し現在までに出したアルバムの数が11枚。そこから付けたアルバムタイトルだ。15年間11枚のアルバムに共通するのは、「大衆との疎通」だと話す。

 「自分だけのスタイルも重要ですが、僕は、マニアではなく一般大衆のために音楽をする人間。大衆的ということがまず第一なんです。アルバムを出すときには、たくさんの人を包容したいと願っています」。

 今回のアルバムは、プロデュースも自ら手がけた。作業に入る前、改めて<Turbo>の音楽を聞き、その音楽を反すうすることで、新しいアルバムの基準点をつかんだという。韓国人が情緒的に好むメロディーライン、1度は経験したであろうストーリーを盛り込み、基本に忠実であろうとした。

 「<Turbo>の音楽を聞いたら、とても良かったんです。今のアイドルグループの音楽は、同じ歌詞を繰り返す「『Hook Song』のように、サウンド重視がトレンドでしょう。彼らのようにはできませんから、サウンドは時代の流れに合わせても、聞く人の耳に障らないようにしながら、自分の声で伝えようと」。

 バラエティー番組への出演も、音楽と同様、大衆との疎通のためだという。2008年に軍隊を除隊した直後、人気番組<ファミリーがやってきた>に出演、大当たりした。最初は出演者に溶け込むのに苦労したが、次第に出演者らと親しくなるにつれ、普段通りの感情や行動を出せるようになった。彼らが等身大のキム・ジョングクを引き出してくれたおかげで、少しは楽に大衆の心を読めるようになったと振り返った。ユ・ジェソク、キム・スロ、ユン・ジョンシンらに感謝の気持ちを示しながら、一方でイ・ヒョリとは「いまだにぎこちない間柄」だと笑った。

 現在、満33歳。結婚についての考えも聞いてみると、37~38歳でできればいいかと考えているとの答え。

 「短所ではなく長所を受け入れるスタイルなので、好みのタイプじゃないけどと思いながら付き合って、結局、短所のせいで別れたこともあります。ただいい人というより、賢明な女性がいいですね。外見は第一印象には重要ですが、決定的なものではないですね」。

 酒、たばこ、コーヒーも口にしないことで知られるキム・ジョングク。時には、コーヒーショップの前で1杯味わいたい衝動にかられることもあるというが、「運動しておしゃべりすることが、ストレスを発散しエネルギーを充電する秘訣です(笑)。

 今後の自分のモデルに、音楽だけではなくさまざまな分野を股にかけ活躍し、長い生命力を見せている先輩歌手、イ・ムンセ、イ・スンチョル(RUI)らの名を挙げた。彼らを手本に、今うまくできることを、継続してうまくできる人になりたいという。そして、歌謡界の先輩と後輩の間の「腰」の役割も目指している。後輩を育て、自分に出来なかったことを実現させ、代理満足を得るのもいいと語った。

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