サムスン電子は6日(現地時間)、米ラスベガス市内のホテルで行った家電見本市「CES2010」のグローバルプレスカンファレンスで、3Dテレビ市場の先占戦略を紹介し、ドリームワークスとの戦略的提携を発表した。
大手映画会社との提携は、コンテンツに販売の勝敗がかかっている3D市場の重要性を考慮したもの。サムスン電子は特に、市場を大々的に攻略するため、3Dテレビと3Dブルーレイプレーヤー、ホームシアター、コンテンツ、眼鏡をひとくくりにした統合ソリューションを構築し、LEDテレビラインアップの半分以上に3D機能を搭載する方針だ。
この日のイベントには、ドリームワークス最高経営責任者(CEO)のジェフリー・カッツェンバーグ氏も出席し、3Dコンテンツサービスの拡大計画を説明した後、自ら3Dテレビ映像のデモンストレーションを行った。
一方、サムスン電子のスティール専務は、昨年には発売から8か月間でLEDテレビ260万台を販売したが、ことしは1000万台以上の販売を目標にしていると明らかにした。同社はことし、LEDテレビ1000万台、液晶テレビ2500万台、プラズマテレビ400万台と、合計3900万台のフラットテレビを販売する計画を立てた。
サムスン電子は2007年、テレビとインターネットをつなげニュースなどを提供するサービス「インフォリンク」を導入しており、昨年にはヤフーとの戦略的提携を通じ、テレビでのインターネットサービス提供機能を拡大している。そのほか、米インターネットオークション大手のイーベイ、米オンラインDVDレンタル大手のネットフリックス、動画投稿サイトのユーチューブなどと提携を結び、コンテンツを増やしている。
サムスンはこの席で、LEDテレビやスマートフォンなどの市場を新たに創出し、2020年の売上高を昨年のグローバル売上高(1100億ドル)より4倍ほど多い4000億ドル以上に増やす経営計画を現地業界関係者に説明した。また、昨年導入したグリーン経営方針「プラネット・ファースト」に沿って、2013年までに温室効果ガスの削減やエコロジー製品の発売拡大などに総額43億ドルを投資する計画だと紹介した。
Copyright 2010(C)YONHAPNEWS. All rights reserved. 0