【ソウル4日聯合ニュース】サムスン電子は4日に仕事始め式を行い、崔志成(チェ・ジソン)社長が、ことしの課題に「全事業部門世界1位達成に向けた事業力の画期的強化」を掲げた。ことしは世界経済が全般的に回復傾向に転じ、構造調整を終えたグローバル企業の激しい再攻勢が予想されるとしながら、役員・社員にこのように注文した。
 テレビ、メモリー半導体、液晶モニターなど現在市場トップの事業は超競争力の確保、携帯電話事業は1位との格差縮小、プリンター、コンピューター、白物家電、システムLSI、ネットワーク、イメージングなど育成事業は早期の首位獲得に向け、それぞれ事業力を向上させるよう強調した。
 未来事業に関連しては、健康、環境、ライフケアなど新規事業が、既存のインフォテイメント事業とともに10年後のサムスン電子2大軸となるよう、すべての組織が積極的に協力し事業を具体化していくよう呼びかけた。
 また、昨年末に断行した組織改編を契機とする社の体質転換も強調した。特に、部品からセット(完成品)まで備える長所を最大限に生かし、真の融合(コンバージェンス)製品を開発し、差別化された競争力を生み出し、従来のハードウェア中心からソフトウェアとコンテンツ寄りの事業体質に変える必要があると述べた。

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