統一部当局者は16日、「中国を経由し23日に平壌入りする韓国側団体に、北朝鮮が招請状を発給した。政府は現在、この団体の訪朝を前向きに検討している」と明らかにした。
北朝鮮の招請状発給は、韓国民間団体の訪朝計画に対する同意の表示で、同団体に対し訪朝中、便宜を提供する考えだと受け止められる。招請を受けた団体は、韓国政府から訪朝の承認を受け、再び北朝鮮から正式にビザ発給を受ける。これで訪朝に必要なすべての準備が完了する。
これに関連し、ある政府筋は、この団体に実際にビザが下りるかどうかはまだ見守る必要があるとしながらも、「これまで北朝鮮は、招請状を発給した団体にはほぼ100%ビザも発給している」と話した。
北朝鮮が外国人の入国を統制する方針だとの報道に関連し、この政府筋は、北朝鮮は過去にも年末年始に中朝国境地域の税関を閉めたことがあると指摘。外国人の出入国統制というよりも、中朝貿易が減少する時期に一定期間業務を休むものだと政府は把握していると説明した。
一方、北朝鮮観光を専門とする中国・北京の高麗旅行社のボナー代表は、聯合ニュースの電話取材に対し、カナダ、オーストラリア、欧州出身の外国人20人余りが来年1月第1週に訪朝する予定だと明らかにし、北朝鮮は現在も変わらず、外国人にビザを発給していると述べている。
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