【ソウル15日聯合ニュース】北朝鮮の楊亨燮(ヤン・ヒョンソプ)最高人民会議常任委員会副委員長は15日、「北と南、海外のすべての同胞は、力のある人は力で、知識のある人は知識で、金のある人は金で、特色をもって祖国統一の偉業に寄与すべきだ」と主張した。平壌・青年中央会館で開かれた、在日僑胞北送(帰還)事業50周年中央報告会で述べたもの。思想と理念、信仰と政見、階級と階層の差を超越し、民族同志の価値の下、より固く団結しなければならないと呼びかけた。
 朝鮮中央通信が伝えた。楊副委員長は、祖国統一は民族最大の宿願であり課業だと述べた。その上で、南北共同宣言は、「わが民族同志」の理念の下で北と南、海外の全民族が大団結し祖国統一を実現する道を照らす民族共同の統一大綱で、南北首脳宣言はその実践綱領だと強調した。
 在日朝鮮人の帰還事業については、「主体的海外僑胞運動史において、根本的な転換をもたらした歴史的事変」だとした。在日本朝鮮人総聯合会(朝鮮総連)と在日同胞は、新世代をはじめ広範囲な同胞大衆を愛国愛族の価値の下にまとめ、祖国を統一させ富国繁栄の強盛大国として立ち上がらせるに当たり、積極的に役立つべきだと促した。
 中央報告会には、金仲麟(キム・ジュンリン)朝鮮労働党中央委員会秘書、郭範基(クァク・ボムギ)内閣副首相、訪朝中のクォン・スンフィ朝鮮総連顧問らが出席した。

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