李大統領、拡張的財政支出の先制的な執行を強調

【ソウル10日聯合ニュース】李明博（イ・ミョンバク）大統領は10日、来年の経済政策方向に関する官民合同討論会で、ことしの財政支出執行は世界で最も先制的かつ大胆に行ったために非常に成果があったと評価した上で、「少なくとも来年上半期までは気を緩めてはならず、拡張的財政支出も先制的に執行すべきだ」と述べた。また、来年の経済状況についてやや肯定的な見通しが出ているが、世界経済の変数が多いと指摘した。
　午後まで続く討論会には、国内外の民間と政府側経済専門家150人が出席し、韓国の来年景気見通しと政策方向について熱い討論を交わす。鄭雲燦（チョン・ウンチャン）首相、企画財政部の尹増鉉（ユン・ジュンヒョン）長官ら閣僚のほか、全国経済人連合会の趙錫来（チョ・ソクレ）会長をはじめとする経済5団体トップ、韓国開発研究院（KDI）の玄オ錫（ヒョン・オソク）院長らが出席した。
　財界からはサムスン電子の尹鍾竜（ユン・ジョンヨン）常任顧問、農心の孫郁（ソン・ウク）会長、農業協同組合の崔円炳（チェ・ウォンビョン）会長、水産業協同組合の李鍾九（イ・ジョング）会長らが参加した。そのほか、学界やメディア関係者も出席している。