新型インフルエンザ対策特別委員会の安鴻俊(アン・ホンジュン)委員長は、会議後に聯合ニュースの電話取材で「新たにタミフルを発注するには3~4か月かかる。緊急のため、国内にある590万人分のタミフルの一部を支援する」と説明した。
ただ、需給量については「国内需給に支障のないライン」にすると強調した。これについてある政府筋は、北朝鮮が同意すれば1万人分以上を提供する方針だと伝えている。
政府と与党は、北朝鮮での新型インフルエンザ拡散状況を考慮し、最大限迅速にタミフルを供給することで一致した。具体的な時期や供給量は、追って協議を行い確定する。
これに関連し、統一部の李種珠(イ・ジョンジュ)副報道官は同日、間もなく電話通知文を送り、韓国政府の新型インフルエンザ関連支援の意向を北朝鮮側に伝えると明らかにした。これとともに、板門店連絡官協議などを通じた北朝鮮側の立場確認や、具体的な支援案の話し合いを続けていく予定だとした。
一方、国内の新型インフルエンザ関連状況について、政府と与党は、ワクチン接種が進み相対的に感染者の増加勢も落ち着いたと判断、危機段階を「深刻」から「警戒」に引き下げることを決めた。ただ、保健福祉家族部に中央収拾本部を設置するなど、対応体系は維持する方針だ。
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