この端末機は、スマートフォンではなく一般の3.5インチフルタッチパネルモデル。無線LAN、3.5ミリ径イヤホンジャック、ブルートゥースなど一般的携帯電話に搭載可能なすべての機能を備えた。
これに先立ち同社は、今週初めに米国市場でスナップドラゴンを搭載したスマートフォン「eXpo」を発売している。
一方、パンテック系列の携帯電話ブランド「スカイ」も、来年第2四半期にリリースする初のスマートフォンにスナップドラゴンを搭載する計画だ。3.7インチアクティブマトリックス式有機EL(AMOLED)で、基本ソフト(OS)には米グーグルの「アンドロイド」を採用、無線LAN、GPS、DivXプレイヤーなどの機能を支援する。同社はこれを皮切りに、来年は5~6モデルでスナップドラゴンを搭載する考えだ。
サムスン電子も、処理速度1ギガヘルツの製品を来年中に発売する計画だ。他メーカーとは異なり、スナップドラゴン以外にも独自に開発したモバイルCPUを搭載する製品を準備中だと伝えられる。
同社は9月に台湾で開催したモバイル関連フォーラムで、英ARMの最新コア「コアテックス-A8」基盤の低電力工程を適用し、電力消耗を抑えながら1ギガヘルツのクラックスピードを実現したモバイルCPUを発表している。特に、業界で初めてフルHD(ハイビジョン)級の高解像度動画の録画と再生が可能なハードウェアコーデックを搭載し、携帯電話のマルチメディア機能を大幅に強化するものと期待されている。
このほか、ソニー・エリクソンもスナップドラゴン搭載スマートフォンの国内リリースを検討中だと伝えられる。国内携帯電話市場の速度競争は今後さらに過熱しそうだ。
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