情報通信部が3日に発表した2月の情報技術(IT)輸出入動向(暫定値)によると、輸出は前年同月比16.6%増の84億1700万ドルで、7カ月連続で2けたの伸びを示した。輸入は半導体とパソコンなど情報機器を中心に同23.1%増加し44億9900万ドル、2月のIT貿易収支は39億1800万ドルの黒字を記録した。
 輸出を地域別にみると、香港を含む中国向けがコンピュータを除くほとんどの品目で好調だった。前年同月に比べ29.5%多い29億6000万ドルと集計された。対日輸出もパネルとモニターの増加で同29.7%増の6億5000万ドルとなったほか、欧州も増加している。しかし、対米輸出は競争激化とパソコン工場の中国・東南アジア移転などで19.1%減少した。品目別では半導体と携帯電話、ディスプレーパネル、デジタルテレビなどが好調だった一方、情報機器は金額が減少した。

 情報通信部は、「ウォン高と閑散期による需要減少など、条件は良くないながらも増加傾向が続いた」と評価した。ただ、上半期としては好材料がある一方で、ウォン高、メモリー半導体、液晶とプラズマパネルの需給不均衡などのため、伸び幅は限られてくるとの見通しも示した。

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