【ワシントン14日聯合ニュース】米国の平和研究所(USIP)の
ジョン・パク博士は14日、中国の温家宝首相が最近の訪朝を機に北朝鮮への援助を約束したように、北朝鮮にとって「救済」となる行動を続けるならば、北朝鮮はむしろ6カ国協議参加5カ国の分裂を狙うこともあり得ると主張した。韓米経済研究所(KEI)とUSIPが共催したセミナーでの発言。北朝鮮は韓国や日本などとの2国間関係を強化することで米国に対する圧力を増大させる可能性があると指摘した後、このように述べた。
パク博士はまた、米国が北朝鮮の不確実性に注目しているのに対し、中国は中朝相互発展の可能性を見据えていると分析、「温首相の訪朝は、北朝鮮・朝鮮労働党の次世代に対する大規模投資の性格を帯びている」と意味づけをした。今回の訪朝では特に、6カ国協議と非核化という命題にとどまらず、中朝の通商関係を強化しようとする中国の戦略が際立っていると強調した。
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