「ニューCR-V」=14日、ソウル(聯合ニュース)
「ニューCR-V」=14日、ソウル(聯合ニュース)
【ソウル14日聯合ニュース】ホンダコリアの鄭祐泳(チョン・ウヨン)社長は14日に行われた新車発表会で、同社のブランドイメージが韓国で完全に定着するには今後2~3年ほどかかるとし、高級車ブランド・アキュラの国内発売はそれ以降に検討可能だと述べた。ブランドの定着は、ディーラーネットワークの安定やホンダに対する消費者の認識向上と同時に、国内経済条件の改善も意味すると説明した。
 トヨタ自動車の韓国進出に対しては、どの国でも競争は当然のことだと答え、販売台数にこだわるより、消費者の満足度を高め、誠実な会社というイメージをアピールすることが最も重要だと話した。
 また、小型車と軽自動車の韓国導入は現在検討中で、本社レベルで小型車とエコ自動車に研究開発を集中しているだけに、いい結果が出るだろうと述べた。
 続けて、ディーラーネットワークの拡充計画はないと明らかにした上で、ディーラーの拡充より収益性が確保できる適正規模を維持することが重要だと強調した。他ブランドとの差別化戦略としては卓越したエンジンと走行性能を挙げ、他社より若い世代をターゲットにしていることも特徴だと話した。
 一方、トヨタの韓国進出を控えて行われた同日の新車発表会では、多目的スポーツ車(SUV)「CR-V」を一部変更したモデル「ニューCR-V」と、「シビック」の2010年型モデル「ニューシビック1.8スタイル」が紹介され、本格的な販売に入った。
 「CR-V」は1995年の発売以来、160カ国で250万台以上が販売された。「シビック」は1972年に発売されて以降、160カ国で1700万台を超える販売を記録したホンダのベストセラーセダンのひとつだ。価格は付加価値税を含め「ニューCR-V」が3290万ウォン(約250万円)~3690万ウォン、「ニューシビック1.8スタイル」が2690万ウォン。

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