発見された赤ちゃん恐竜の足跡の化石(文化財庁提供)=12日、ソウル(聯合ニュース)
発見された赤ちゃん恐竜の足跡の化石(文化財庁提供)=12日、ソウル(聯合ニュース)
【ソウル12日聯合ニュース】慶尚南道南海郡昌善面で、これまで知られていた中で最も小さい、1億年前の恐竜の子どもの足跡の化石が発見された。文化財庁国立文化財研究所の天然記念物センターが12日に明らかにした。
 センターによると、この化石は2007年10月に同地域の住民が発見し、翌年8月に晋州教育大学の教授陣が確認した。中国と韓国だけで確認されている小型獣脚類の恐竜の足跡で、学名「Minisauripus ichnosp」に該当するという。
 今回発見された化石のうち、最も小さいものは長さ1.27センチメートル、幅1.06センチメートルで、これまでに発見された足跡の化石に比べかなり小さい。足跡の大きさから体高は10センチメートル未満とみられ、ふ化後いくらもたっていない子どもの恐竜と判断されるという。
 今回の研究の成果は、先月末に英ブリストルで開催された古脊椎動物学会で報告され、その学術的価値と重要性を認められている。科学誌「サイエンス・ニュース」「ニュー・サイエンティスト」や米公共ラジオのナショナル・パブリック・ラジオなど、世界主要メディアで報じられた。



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