首都圏に住むこの男性は、前立腺がんや高血圧、糖尿、肺水腫などを患う高危険群の患者だった。先月28日に入院先の病院で検体を採取し検査したところ、31日に陽性と判定されたが、当時、この病院では、実際には感染していないのに陽性を示す「偽陽性」が出るケースが多かったことから、31日に再検査を行った結果、今月1日に陰性反応を示した。
対策本部関係者は、今回のケースについて、死亡者は新型インフルエンザとは関係なく、持病を患い死亡したという主治医の所見を尊重したと説明した。対策本部は、死亡した男性は新型インフルエンザによる死亡者として集計せず、世界保健機関(WHO)にも報告しないことを決めた。
行政安全部災難(災害)危機状況室によると、新型インフルエンザ感染が確認された患者は7日現在、6184人と集計された。このうち死亡者は4人、脳死状態の患者が1人、入院患者は21人で、治療中の患者は3000人に迫る。
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