独島広告を流すバス=4日、ニューヨーク(聯合ニュース)
独島広告を流すバス=4日、ニューヨーク(聯合ニュース)
【ニューヨーク4日聯合ニュース】世界の人々が集まる米ニューヨーク・マンハッタンの観光バスに、独島(日本名:竹島)と東海(日本名:日本海)を広報する映像広告が出され、注目を集めている。
 韓国系では米東部最大手の東部観光会社が出したもので、自社が運営する2階建て観光バスに5メートルの大型LED(発光ダイオード)電光板を取り付け、15秒の広報映像を流している。映像には北東アジアの地図が映し出され、「知っていますか。過去2000年間、韓国と日本の間の海は『東海』と呼ばれてきました。東海にある独島は韓国領土の一部です」と、大きな字幕が流れる。続いて「DOKDO」という大型字幕が登場し、独島の写真が鮮明に映し出される。
 ニューヨーク市内の主要観光地であるタイムズスクエア、セントラルパーク、ウォールストリート、国連本部などをめぐるこの観光バスは、先月20日から1日1000回以上この広告を流し、ニューヨーカーや観光客の注目を集めている。
 東部観光会社のチョ・ギュソン代表は、「日本との領土問題が浮上するたびに不快感を感じた。世界の中心地であるニューヨークで堂々と、独島は韓国の領土で、東海は東海にすぎないことを伝えたかった」と話した。
 バスの15秒広告の単価は月600万ウォン(約44万円)を超えるが、チョ代表は6種類の広告のうち、1つを独島広報に割り当てた。年間で7000万ウォン以上を独島広告に投じていることになる。チョ代表の計画通り、領土問題がなくなるまで広告を続けるなら、決して少なくない金額になる。
 広報効果はチョ代表の期待を上回っている。
 動くバス広告に「ファンタスティック」と歓声を上げるニューヨーカーや観光客は、独島広告からも目を離せなかった。通りかかった30代女性は、韓国と日本の間にある海が東海ということを初めて知ったと話し、独島が「寂しい島」という意味だと知ると、「すばらしい」と答えた。
 コリアタウンで飲食店を営むある在米韓国人は、「歌手のキム・ジャンフンさんがニューヨーク・タイムズに独島広告を掲載し、ウォールストリート・ジャーナルが東海を日本海の前に表記した。今回はマンハッタンの観光バスに広報広告が登場し、まるでニューヨークが『独島は韓国領土』運動のメッカのようだ」と話した。

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