キム・ボム の最新ニュースまとめ
”美少年”俳優キム・ボムは、爽やかな笑顔でこう語った。チュ・ジンモ、ソン・ダムビとともに出演中のSBSドラマ『DREAM』は、同時間帯のMBCドラマ1[
『善徳女王』に押され視聴率5~6%にとどまっているものの、どこ吹く風だ。撮影現場の雰囲気が良く、1週間に6日以上撮影があってもつらくないと余裕を見せる。
ことし初め、KBSドラマ『花より男子~Boys Over Flowers』で財閥の息子ソ・イジョンを演じ、一躍トップスターとなった。7本のテレビコマーシャルを撮影し、韓流スターの仲間入りも果たした。そんな彼が、『花男』の貴公子のイメージを捨て、180度変身を試みた。『DREAM』で演じるのは、無学な元スリの格闘技選手、イ・ジャンソクだ。急激なイメージチェンジに、あっと驚いた視聴者は多い。
「俳優が1つのスタイルに安住してはいけない。イジョンが人気だっただけに、一歩間違えればそのイメージから抜け出すことが難しくなります。『花男』の後、体力面では休みたかったけれど、すぐに『DREAM』を選んだのは、それだけジャンソク役が魅力的で、イジョンのイメージを捨てさせてくれると思ったからです」。
貧しい格闘技選手を演じるため、食事制限と運動で短期間に6kg減量した。もともとテコンドーや剣道などスポーツが好きだが、ボクシングを習ったのは今回が初めてだ。体力的にはつらかったが、変身は楽しかった。格闘技選手と俳優という職業は似ているので、演じる上でプラスになるという。「どちらも1人では何もすることができません。周りの人の助けを借りて、リングやステージに立つことができるということ、それをいつも忘れずにいようと思います」。
視聴率は低迷しても、『DREAM』で変身したキム・ボムの選択は、芸能界でも注目の的だ。ドラマ関係者らは、貴公子のイメージを捨てた彼の演技に拍手を贈る。『エデンの東』でソン・スンホンの子ども時代を演じ、『花男』で成長した姿を披露したキム・ボムが、『DREAM』では、底辺の人生の容赦のなさ、少年の恐れ、スポーツマンの健全さをすべて見せ、ジャンソクという人物を自分のものにした。
役者になってから、一度も後悔をしたことがないというキム・ボム。「演じることでたくさんのキャラクターに出会い、演じる過程でたくさんの人に出会える。演技は時空を超えた職業であり、世界を作っていく職業です。こんなにすてきな職業、ほかにはないと思います」。
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