容疑者は4日午後9時55分、楊平郡両水里の霊園にあるチェさんの墓に現れ、墓側面をかなづちで壊して骨つぼを取り出し、布で指紋をふき取るなど証拠隠滅を図った後、5日午前3時41分ごろ姿を消した。警察は20日に、この場面が映っている監視カメラの映像をマスコミに公開している。
警察は今回、容疑者がチェさんの墓を下見していると思われる映像を公開した。墓の近くに設置された監視カメラにより、容疑者が犯行3日前の8月1日午後8時ごろから翌日午前6時まで10時間近く、墓の周辺にいたことが確認されたという。
容疑者は年齢30代半ばから50代はじめ、身長170~175センチメートルのがっしりした体つきで、薄いグレー系の色に見えるベストとミリタリー風の作業ズボンを身につけている。地面に座り手のひらで何かをまさぐるような様子をみせたり、何もないところに向かって腕を回すなど、おかしなそぶりを見せている。監視カメラには2日午前5時54分ごろ、容疑者の顔が比較的はっきりと映っており、警察では犯行当日の映像より鮮明なため捜査に役立つと考えている。容疑者の身元と行方を追うため、警察は捜査人員を31人に増員し、専門チームを設けた。
一方、霊園管理側も警察とは別に通報者に3000万ウォンの褒賞金を出すことにしている。
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