【ソウル19日聯合ニュース】サムスン電子の液晶テレビ販売台数が上半期に業界初の1000万台を突破した。
 市場調査機関のディスプレーリサーチが19日に明らかにしたところによると、サムスン電子は上半期に液晶テレビ1070万台を販売したと集計された。上半期ベースの同社の液晶テレビ販売台数は、2006年が215万台、2007年が503万台、2008年が898万台と推移し、3年間で5倍近くに増加した。
 四半期別販売台数は、第1四半期が505万台、第2四半期は565万台。第2四半期は数量ベース18.8%、金額ベース23.7%のシェアを記録し、トップに立った。
 一方、LG電子は上半期に673万台を販売し、654万台にとどまったソニーを数量ベースで初めて追い抜き、2位に浮上した。
 北米液晶テレビ市場では、サムスン電子は第1四半期に数量ベースで米ビジオに1位の座を譲ったが、第2四半期にシェア17.6%を獲得し、ビジオ(16.3%)に1.3ポイント差をつけ、1位に返り咲いた。金額ベースのシェアは28.4%で過去最高を記録した。
 こうした液晶テレビ販売の好調で、サムスン電子はすべてのテレビ製品市場で金額ベース14四半期連続1位、数量ベース12四半期連続1位の記録を打ち立てた。第2四半期のシェアは金額ベースで23.0%と、昨年第2四半期に出した過去最高記録(22.4%)を塗り替えた。
 サムスン電子関係者は、金額、数量ベースともにシェアが増加したのは、3月に発売した発光ダイオード(LED)バックライト搭載液晶テレビの販売増によるものと説明した。上半期は米LEDバックライト液晶テレビ市場で、数量ベース94.8%という圧倒的なシェアを記録している。

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