北米地域では前四半期より3.0ポイント上昇し、シェア22.6%を記録した。東欧と中東・アフリカでは2.6ポイントと2.2ポイント上昇。西欧では10.1%で初の10%突破を果たし、シェア3位のソニー・エリクソン(12.5%)に迫った。世界全地域で好調を示したのは、グローバル端末メーカーでもLG電子が唯一だ。サムスン電子の場合、他地域ではシェアが上昇したものの、中東・アフリカ、東欧などで下落した。
LG電子のこうした成果は、伝統的に強い北米と韓国だけでなく、プレミアム端末機の拠点となっている欧州市場で急成長したことが主な要因と分析される。「クッキーフォン」は欧州市場で最高で週間売り上げ6万台を記録するなど、最近までに320万台以上を販売した。年初に発売した戦略モデル「アリーナフォン」も欧州で週間売り上げ3万台を超えるほか、「KS360」「ビューティーフォン」なども根強い人気を確保している。
LG電子関係者は、不況にコストを減らす一般的なビジネス慣行とは異なり、攻撃的なマーケティングと顧客需要に合わせたプレミアム戦略を進めた成果が出たと評価している。同社はことし、欧州シェアを昨年の2倍近くまで引き上げ、ノキア、サムスン電子とともに不動のビッグ3体制を固めたい考えだ。
第2四半期の世界の携帯電話市場ビッグ5で、前四半期比でシェアが上昇したのは、サムスン電子(19.2%)とLG電子(10.9%)だけで、ノキア(37.8%)、モトローラ(5.4%)、ソニー・エリクソン(5.1%)は下落した。
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