ナム・サンミ の最新ニュースまとめ
映画公開を控えインタビューに応じたナム・サンミは、疲れ果て暗いイメージのヒジンとは違い、純情漫画から飛び出してきた女性のようだった。
地方での徹夜撮影の後、食事も満足に取れないまま数回のインタビューをこなし、疲れているはずだが、顔には笑顔を絶やさず声にもはりがある。「わたしはパワフルなんですよ。元々ポジティブで勇ましく、健康なんです。恐いものもありません。映画を撮る前にスタッフがすごく大変だろうと心配してくれたのですが、そんなに大変ではありませんでした。ドラマで徹夜撮影や過密スケジュールに慣れているせいか、この程度で…と思いましたね」。
しかし実際には、大小のけがに加え椎間板ヘルニアまで再発し、「心以外はすべて痛めた」との声も聞かれる。暗い役を演じ、気持ちが入り込むと心まで痛めたのではないだろうか。だが彼女は、スタッフがたくさんねぎらってくれ、気遣ってくれたと感謝の言葉を口にした。
明るくて女性らしく、ホラー映画を恐がりそうなイメージだが、「撮影はとても面白かった」と意外な答え。元々ホラー映画が好きで、昔は1人でもよく見ていたというが、最近は1人では見れなくなったと笑う。現場がとても楽しく、家に帰るとむしろ寂しくなったと明かした。
無宗教の彼女は、自分と愛、人を信じているため、世の中は生きる価値があり美しいと話す。その楽天的な性格は、意外な成熟さと相接している。海外旅行でサングラス7つをすべてホテルに忘れてきた場合、普通なら残念に思うが、彼女は「自分の物じゃなかったみたいだな」「自分の物でないから忘れてしまったんだな」と考えるという。
19歳でデビューして以来、25歳のきょうまで演技にだけ打ち込んできたが、そんな生き方に後悔はないときっぱり。「逃したものは絶対にありますが、20代を考えると作品しかありません。でもこの先やればいいじゃないですか。10代の役を演じ、代わりに満足することもできます」。役者生活で無愛想だった性格も変わり、感情表現も豊かになったという彼女は、自分は演技ができて幸せ者だと満足感を示した。
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