ハ・ジョンウ合作映画プロモで来日「共演の妻夫木は僕より酒豪です」

8月2日韓国文化院にて、韓国俳優ハ・ジョンウと日本の妻夫木聡主演の日韓合作映画『ノーボーイズ、ノークライ』プレミア試写会が開催された。試写会後に主演の2人が登壇し舞台あいさつ及び観客とのティーチインが行われた。

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映画『ノーボーイズ、ノークライ』は、韓国映画『チェイサー』などのハ・ジョンウと妻夫木聡という日韓トップ俳優の共演が実現した作品。家族を背負いながら生きる亨（妻夫木聡）と家族の愛を知らないヒョング（ハ・ジョンウ）の熱く切ない出会いと友情の物語だ。脚本は『ジョゼと虎と魚たち』、『メゾン・ド・ヒミコ』の渡辺あやが手掛け、韓国の俊英キム・ヨンナムがメガホンを取った。

全編に渡り韓国語のせりふに挑戦した妻夫木は1か月間の特訓を重ね、完ぺきな発音・イントネーションで亨を熱演、会場から拍手喝采を浴びた。妻夫木はハ・ジョンウのことを“ヒョン（お兄さん）”と、ハ・ジョンウは妻夫木のことを“聡”と呼び合うほどプライベートでも仲良しの2人。ハ・ジョンウは「聡は僕の3倍は酒を飲む。こんなに強い人間に会ったのは初めて」と妻夫木の意外な一面を暴露した。

映画について妻夫木は「何も考えず、何も持たず見てほしい。生きていること自体が大切であることを痛感できる作品だ」とし、ハ・ジョンウは「大人のための童話だ。忘れかけていた純粋な気持ちを思い返してほしい」とアピールした。また、「映画を通して得たもの」として妻夫木は“めぐりあい”を挙げ、「劇中でもヒョングに会って大きく人生が変わったように、ハ・ジョンウとの出会いも貴重だった。人として尊敬できる韓国の兄貴ができた」とハ・ジョンウを絶賛。ハ・ジョンウも「チング（友達）ができた。これから日本に来るときは“聡という友達に会いに行く”と堂々と言うだろう」と日韓の友情を誇った。

映画『ノーボーイズ、ノークライ』は8月22日（土）、シネマライズほか全国ロードショー。