【ストックホルム11日聯合ニュース】李明博(イ・ミョンバク)大統領は11日にスウェーデン紙「スベンスカ・ダグブラデット」に掲載されたインタビューで、「韓国・欧州連合(EU)の自由貿易協定(FTA)交渉が妥結することを期待している」と述べた。これにより国際社会に対し、現在の経済危機を国際貿易の拡大で解決すべきという強力なメッセージを伝えることができるとした。
 前日には外交通商部の金宗フン(キム・ジョンフン)通商交渉本部長が、「EU133条委員会の会議で、双方のFTA交渉団が協議した内容について幅広い支持があった」と述べており、これに続く李大統領の発言は、FTA交渉妥結が間近なことを示唆するものと解釈される。
 李大統領は北朝鮮核問題について、これまで交渉を通じた合意と破棄が繰り返されてきたが、韓国と国際社会は北朝鮮の核保有をいかなる場合にも受け入れたり認めたりしないと述べた。また、「南北協力を定着・発展させるための真剣な対話の場に北朝鮮が出てくることを期待し、特に人道主義的な協力に関してはいつでも対話によって解決していく準備ができている」と付け加えた。
 スウェーデンに対しては、韓国だけでなく北朝鮮とも外交関係を維持する、朝鮮半島と特別な関係にある国だとした。その上で、スウェーデンがEU議長国として、加盟国全体の意をまとめ北朝鮮に核開発放棄を説得する際に力になるものと期待を示した。
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