京畿道・盆唐警察署は10日、チャンさんの自殺事件に関する捜査結果を発表。暴行、脅迫、横領、逃走などの疑いで拘束したチャンさんの所属事務所前代表に対し、チャンさんらタレントに酒の席での接待を強要した容疑を追加したと説明した。チャンさんのメモをマスコミに流布したホヤ・スポーテインメント代表のユ・ジャンホ氏(元マネージャー)に対しては、出発物による名誉棄損のほか侮辱容疑を追加し、事前拘束令状を請求した。
警察によると、前代表は契約金の33倍に達する1億ウォン(約720万円)の違約金を負担させる専属契約を結び、優位な立場でチャンさんを暴行し抑圧、酒席の接待を強要した。チャンさんも含め所属する女性タレントに酒席接待16回、ゴルフ接待1回を強要したことが分かっている。ユ氏は、メモの公開や、自身のウェブサイトに掲載したチャンさんの自殺関連文を通じ前代表を「公共の敵」と表現したことなどで、侮辱の疑いを持たれている。
警察は、前代表と金融関係者2人、芸能事務所代表1人、ドラマプロデューサー2人の計6人を検察に一括送致した。ユ氏は一括送致対象から除外、捜査後に追って送致する予定だ。
このうち「参考人中止」となっていたドラマプロデューサー1人、芸能事務所代表、金融関係者1人の3人は、強要罪共犯容疑が適用された。接待を要求し、女性タレントと5回以上酒の席をともにし、タイでゴルフ接待を受けるなどしている。また別の金融関係者とドラマプロデューサーは、強制わいせつ容疑と背任収賄の容疑。
強要罪共犯として不起訴または捜査中止となったマスコミ関係者3人は容疑内容が事実と判明せず、2人が不起訴、1人が捜査終結処分となった。事件の捜査対象者は計20人に及んだが、3人を含む6人が不起訴、7人が捜査終結となっている。
警察はチャンさんの自殺経緯について「前代表との対立が深まったことによる心理的圧迫、突然の出演中断によるうつ症状など、複数要因が複合的に作用したもの」と説明した。
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