サムスン電子の「Jet」=(聯合ニュース)
サムスン電子の「Jet」=(聯合ニュース)
【ソウル22日聯合ニュース】サムスン電子が下半期グローバル戦略機種として打ち出す携帯電話端末「Jet」(S8000)が、事前注文だけで200万台を超えるとされる。下半期の携帯電話市場に突風を巻き起こすことが予想される。
 サムスン電子が22日に明らかにしたところによると、15日に英国、シンガポール、ドバイの3カ国での発表イベントで公開した「Jet」が、今月中に約50カ国で同時発売される予定だ。事前注文だけで200万台以上といわれ、これは上半期戦略機種「ウルトラタッチ」(W780)の180万台を最低でも20万台上回る。同社がこれまで発売した携帯電話の中でも最も多い。
 こうした人気の高さは発表イベントでも予想された。「Jet」は公開後、マスコミや消費者から大好評を得ている。特にイベントに参加した現地のメディアや業界関係者らは、「Jet」はスマートフォンではないが、それ以上の機能とフルタッチスクリーン携帯電話のユーザーインターフェース(UI)を結合した、非常に革新的な製品との感想を述べている。シンガポールでのイベントでは出席者から総立ちの拍手を受け、英国ではイベント当日に大雨が降ったにもかかわらず多くの出席者が会場を訪れ、製品への高い関心度をうかがわせた。
 一方、サムスン電子は国内でも、「Jet」と同じくアクティブマトリックス式有機EL(AMOLED)を国内初採用し市場に最適化した新製品を、早ければ今週中に発売する予定だ。この製品は3.5インチWVGA AMOLEDを搭載することで、3.1インチの「Jet」に比べディスプレーのサイズをさらに拡大したほか、一般のフルタッチスクリーン携帯では初めてDivX再生機能まで備えているという。同製品が発売されれば、携帯電話のAMOLED搭載が拡大されるとの見通しも出ている。

Copyright 2009(C)YONHAPNEWS. All rights reserved. 0