【ソウル12日聯合ニュース】労働界と市民団体が今週末にソウル市庁舎前広場での大規模集会を計画しており、ソウル都心の混乱が予想される。公安当局は、都心での大規模集会はすべて源泉から封鎖し、暴力デモや車道占拠などの違法行為加担者は司法処理する方針だ。
 集団運送拒否(全面ストライキ)を実施している全国運送産業労組貨物連帯は12日に記者会見を開き、政府の労働組合弾圧実態を知らしめるため、13日に全国の組合員がソウルに集結し上京闘争を断行すると予告した。集会場所はソウル広場を優先考慮しているが、状況に応じ汝矣島などで強行する方針だと伝えられた。
 全国民主労働組合総連盟(民主労総)も、13日午後4時に汝矣島の韓国産業銀行前で、午後7時はソウル広場で、それぞれ集会を行う計画だ。また、2002年に京畿道・楊州で米軍の装甲車にひかれ死亡した2人の女子中学生を追悼する集会も13日夕、ソウル広場で行われる。
 日曜日の14日には、南北共同宣言実践韓国側委員会(警察推計3000人)が午後2時から奨忠体育館で、宣言9周年記念汎国民実践大会を開く。行事後には乙支路の訓練院公園までのデモ行進を計画しているが、警察が禁止を通告しており、双方の衝突が懸念される。
 検察と警察は、違法デモに変質する可能性が大きい大規模都心集会は原則として許可しない方針で、暴力デモ参加者は追及・検挙する方針を示している。警察はソウル広場を閉鎖することも考慮している。警察関係者は「特にデモ隊に混ざり暴力を扇動することを専門とするデモ参加者らは、割り出し調査をし検挙していく」と話した。
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