ハイニックスは、資金流動性の拡充と財務構造改善に向け、合弁会社に中国工場と一部の国内後工程施設を3億ドル(約284億円)で売却した。後工程の外注の割合を現在の30%水準から50%に拡大し、向こう5年間で約2兆ウォン(1500億円)以上の投資費用を削減することで、中核分野の前工程と研究開発投資に集中する計画だ。
2005年に中国生産法人を設立したハイニックスは今回の合弁会社設立に伴い、中国内に前・後工程一括生産体制を構築することになり、生産・物流費削減など原価競争力が強化されると見通した。合弁会社に対しては向こう5年間、後工程の量を保障するとともに競争力強化に向け、装備運用と教育のための人員を派遣し、後工程専門会社として育成する計画だ。
一方、ハイニックスは一部の後工程施設が実際に移転する年末以降に発生する600人余りの一次的な遊休人員を人為的に削減せず、合弁会社に派遣し、段階的に教育訓練を経て転換配置することにした。ハイニックスはこれと関連し、半導体業況が回復し、国内の後工程部門への追加投資が行われれば、中・長期的に雇用が増加すると予想した。
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