セーブ・ザ・チルドレンは2000年から世界各国を対象に、医療、経済水準、乳児死亡率、女性の平均寿命や教育水準など各種指標を基に女性と子どもが暮らしやすい環境が整っているかを評価する「母親指数」を発表している。
同指数によると、韓国女性の妊産婦死亡率は6100人中1人、医療専門家の立会いでの出産率は100%、避妊具使用率は67%という結果が出た。また、平均寿命は82歳、平均教育期間は15年、政治的参加率は14%だった。5歳以下の子どもの死亡率は1000人中5人、上級学校進学率は96%、安全な水の利用率は92%と調査された。
韓国は2000年に21位(106カ国)、2001年に22位(94カ国)、2003年に21位(117カ国)、2004年には16位(119カ国)まで上がったが、2007年は46位(140カ国)、2008年は49位(146カ国)と順位が急落した。これは、2007年から国連開発計画(UNDP)が分類した先進国、開発途上国、低開発国の区分に従い順位を決める際、開発途上国が先進国を、低開発国が開発途上国を超えることができないよう調査が行われているためだと、セーブ・ザ・チルドレン側は説明している。
今回の調査もUNDPが行った先進43カ国、開発途上75カ国、低開発40カ国の区分に基づきグループ分けされ、開発途上国に分類された韓国は75カ国中7位だった。同団体関係者は「韓国は2007年の調査から開発途上国のグループに含まれた。昨年に比べ同グループは4カ国増えた。韓国の順位は1ランク上昇し、細部評価項目のうち特に悪化した項目はないとみえる」と述べた。
一方、1位は2007年と2008年に続きスウェーデンが占め、ノルウェー(2位)、アイスランド(4位)、デンマーク(5位)、フィンランド(7位)など北欧諸国が上位に入った。アジアでは先進国グループに含まれた日本が34位で最も順位が高く、中国は57位となった。最下位はニジェールだった。
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