【釜山8日聯合ニュース】釜山市は8日、国土海洋部の下に置かれた韓国建設交通評価院と月内に海水淡水化研究開発事業協定を締結し、プラント建設を本格的に進める予定だと明らかにした。
 釜山・機張郡の3万3000平方メートルの土地に、国費823億ウォンと市費300億ウォン、民間資本706億ウォンの総額1829億ウォン(約137億円)を投じ、1日当たり4万5000トンの水道水を生産できる逆浸透法海水淡水化プラントのテスト団地(テストベッド)を建設する計画だ。現在国内最大の済州市・牛島の施設の45倍の生産量で、逆浸透法の施設としては世界最大規模になるという。
 世界の海水淡水化プラント市場は、海水を蒸発させ淡水を作る方式から、海水を逆浸透膜に通す逆浸透法への移行が急速に進んでいる。市は、この施設が稼動すれば、韓国は中核技術の発展と関連設備国産化の前倒しが可能となり、世界市場での競争力向上が期待されると述べた。
 2012年8月の完工をめどに、協定締結後は基本・実施計画や土地補償などを進め、年内に建設に着手する。市はまた、2012年9月に同地で開かれる国際水協会(IWA)総会でこの施設を広報し、水産業の海外進出活性化の機会とする戦略だ。
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