【ソウル24日聯合ニュース】大検察庁(最高検察庁に相当)中央捜査部は24日、朴淵次(パク・ヨンチャ)泰光実業会長から違法政治資金を受け取った疑いで、張仁太(チャン・インテ)元行政自治部第2次官に対する拘束令状を請求した。
 検察によると、張元次官は2004年6月の慶尚南道知事再選・補欠選挙に開かれたウリ党候補として出馬した際、朴会長から5億ウォン(約3500万円)余りの違法な選挙資金を受け取った容疑がもたれている。検察の調べで、朴会長が盧武鉉(ノ・ムヒョン)前大統領の実兄、建平(ゴンピョン)氏から「その気でしっかりと支援してほしい」と言われ、張元次官の選挙本部長を通じ金を渡していたことが分かった。

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 検察はまた、盧政権時代に大統領民情首席秘書官を務めた朴正圭(パク・ジョンギュ)元秘書官を、在職中の2004年12月に朴会長から50万ウォンの百貨店商品券1億ウォン分を受け取った疑いで、この日のうちに拘束令状を請求する方針だ。朴元秘書官は受け取った商品券をほぼ1人で使用したもようだ。

 これに先立ち、同日午前に検察は、政治資金法違反容疑で李光宰(イ・グァンジェ)民主党議員に対する拘束令状を請求した。李議員は朴会長から4回にわたり2億ウォンに近い違法政治資金を受け取った疑いがある上、鄭大根(チョン・デグン)前農協中央会会長から1000万ウォンの違法政治資金を受け取ったとみられる。

 検察は前日には、朴会長から「税務調査中断」の口利きを頼まれ現金2億ウォンを受け取った疑い(特定犯罪加重処罰法上のあっせん収財)で、秋富吉(チュ・ブギル)元青瓦台広報企画秘書官を拘束している。このほか、現役議員3~4人を今週中に調べるため、日程を調整中だ。

 大検察庁の洪満杓(ホン・マンピョ)捜査企画官は、前・現職の検察幹部の金品授受説、李明博(イ・ミョンバク)大統領側近の企業家と李鍾燦(イ・ジョンチャン)元青瓦台民情首席秘書官のとの関わり説、盧建平氏が金正権(キム・ジョンクォン)ハンナラ党議員に開かれたウリ党入党を勧めたとする主張などに関し、「提起された疑惑について聖域なくすべて調べる」と述べた。

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