黄禹錫(ファン・ウソク)教授チームの論文ねつ造問題と関連し、海外の著名科学専門誌は、今後も韓国人科学者らが論文の提出や審査の際に不利益を被ることはないと伝えている。
 英国の科学専門誌ネイチャーは、韓国分子細胞生物学会あてに電子メールを送り、韓国人科学者の論文提出の支援を続けるとの考えを伝えた。ねつ造問題に対するソウル大学調査委員会の調査についても「調査結果は韓国科学界に進展的な歩みだった」と評価するとともに、学会が科学倫理を厳格に守ると宣言したことを好意的にとらえている。米科学専門誌のサイエンスも今月初めに電子メールを通じ、特定研究グループの非倫理的行為のために、韓国の科学界全体が不利益を被ることはあってはならないと伝えたという。

 韓国分子細胞生物学会のパク・サンチョル専任会長は、ネイチャー誌やサイエンス誌などに電子メールで「韓国科学界にこのような詐欺的行為が起きたことにショックを受け、とても残念に思っている。同じような事件が2度と発生しないよう再発防止に努める」との考えを示していた。


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