オンセ通信が23日に明らかにしたところによると、20日に締め切られた同社の売却入札で、DACOM、エニーユーザーネット、ギガテレコムなど、買収意向書を提出していた企業すべてが直前で入札を放棄した。オンセ通信は昨年4月にもブロードバンド事業部門の売却に失敗しており、今後の進路は不透明な状況となっている。
今回の入札失敗は、裁判所と売却主幹事の韓国企業評価による同社への企業価値評価が、入札企業の評価と大きく離れていることが背景と分析される。DACOMとエニーユーザーネットは、自社による評価額より主幹事側の評価額が高く、投資しても実益が出ないと判断し、ギガテレコムは企業連合の構成が遅れたことから入札に参加しなかった。
一方、関係者はオンセ通信の今後と関連し、買収意向書を提出していた企業を対象に非公開入札を推進したり、時期を見て公開入札を再推進することを考慮しているほか、独自生存の道も模索していくとしている。
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