【ベルリン1日聯合ニュース】欧州最大の情報通信見本市「CeBIT(セビット)2009」が独ハノーバーで3日から8日まで開催される。世界のIT企業4300社が参加し、消費者家電、ソフトウェア、ITインフラ、次世代ソリューションなどの分野でさまざまな製品を披露する。
 韓国は、大韓貿易投資振興公社(KOTRA)が「プレミアム・コリア」をテーマに1017平方メートル規模の韓国館を設置、国内中小企業76社の広報とマーケティングを支援する計画だ。商談成果向上に向け、参加企業情報を集めたウェブディレクトリを運営しバイヤーのアクセスを高める一方、KOTRA欧州地域本部や欧州内22か所のコリア・ビジネスセンターとともに事前バイヤー誘致を展開し、100社余りの欧州企業と韓国企業の1対1商談を仲介する。また、バイヤーと入場客の視線を集めるため、韓国館内に「韓国の庭」を設置し、韓国人参公社が協賛する高麗人参茶の試飲などさまざまな広報イベントを行う予定だ。

 KOTRAの李漢哲(イ・ハンチョル)戦略マーケティング本部長は、「CeBITは大企業よりも、技術力のある小企業にマッチした見本市。ことしは世界的な景気低迷によるコスト削減とニッチ市場が重要な流れに浮上する。韓国企業は苦しい経済環境を発展の機会に転じる逆発想の戦略で市場開拓に出なければ」と話した。

 CeBITはは他見本市に押されている上、世界金融危機が重なり、ことしは参加業者数が昨年に比べ25%激減、展示面積も20%縮小された。昨年参加したサムスン電子など国内大企業はもちろん、日本の東芝、京セラなども参加を見合わせた。

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