ソウル大学の黄禹錫(ファン・ウソク)教授研究チームらによる論文ねつ造問題と関連し、海外の科学団体や科学雑誌が、黄教授に授与した科学賞を相次いで取り消していることが分かった。
 科学界関係者が20日に明らかにしたところによると、科学分野で世界的に有名な世界技術ネットワーク(WTN)は、昨年黄教授に授与したバイオ工学賞を最近はく奪したという。黄教授に代わり、ニューヨーク大学の教授が受賞した。WTN設立者のクラーク会長は「ソウル大学調査委員会の結果発表を受け、黄教授の受賞を取り消すほかなかった」と説明した。

 米科学雑誌サイエンティフィック・アメリカンも、昨年12月に黄教授を2005年を代表する科学者50人の1人に選んでいたが、今回の事件で名前を外した。同誌の関係者は、ねつ造事件は非常に遺憾だと話している。


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