政府は18日、黄禹錫(ファン・ウソク)教授研究チームの論文ねつ造問題と関連し、今後の胚性幹細胞(ES細胞)研究に対する政府支援のあり方を検討する研究企画チームを構成すると明らかにした。科学技術部、教育人的資源部、保健福祉部とES細胞の専門家14人で会議を開き決定したもの。
 科学技術部は会議で、世界レベルのES細胞研究技術を無駄にしないためにも、国内研究を全般的に見直し、今後の方向性について考えていきたいと主張した。また、今後の関係会議には農林部や産業資源部なども加えたいとしている。

 今回発足する研究企画チームは、3~4分野に分け活動を進め、政府が諮問の役割を担う。学会、団体、大学などから幅広く意見を集め、4月までには総合的な推進計画案をまとめる計画だ。

 一方、科学技術部関係者は、ES細胞の支援規模について「研究企画チームが細部にわたる研究・分析を通じ決定することだが、支援額は昨年よりも増加するだろう」と話している。昨年の幹細胞研究に対する政府支援は256億ウォンで、このうちES細胞研究の支援額は75億8000万ウォンに達している。


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