【ソウル9日聯合ニュース】映画やビデオなどの扇情性や暴力性表現のレベルが鑑賞前に確認できるようになった。映像物等級委員会は9日、映画やビデオなどの表現程度を留意項目別で表示し、内容に関する情報を知らせる「内容情報記述制」をこのほど導入したと明らかにした。
 「主題」「扇情性」「暴力性」「せりふ」「恐怖」「薬物」「模倣の危険」の7項目について、レベルを「低い」「普通」「やや高い」「高い」「大変高い」の5段階グラフで表示するもので、「主題」は一般情緒に反したり、価値観の混乱や精神的ショックなどの問題があるか、「扇情性」は身体の露出過多、性行為描写の程度を示す。「暴力性」は拷問、苦痛表現の程度、「恐怖」は緊張感と脅威による心理的ショックの程度を示す。「せりふ」は扇情的なせりふや悪態、俗語など言葉の暴力程度を、「薬物」は素材や手段として薬物に対する表現が含まれているか、「模倣の危険」は喫煙や飲酒、自殺、凶器使用、犯罪などの描写のうち模倣心理を刺激する表現があるかを知らせる。

 委員会は、この制度は映像物利用者と青少年を指導する大人が、映画やビデオの選択時に参考・活用できるようにするもので、等級分類の過程で確認したコンテンツの留意程度を事前に十分知ってもらうために導入したと説明した。

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