ソウル市は6日に声明を通じ、「ソウルがポートシティに復元され、漢江ルネサンスの推進に拍車がかかるだろう」と京仁運河工事再開に歓迎の意を示した。ソウルが旅客・物流の中心地になることで、国際競争力とブランドイメージも高まるものと期待を寄せている。今後は漢江ルネサンス事業と京仁運河事業の成功に向け、積極的に参与すると強調した。
またソウル市関係者は、運河事業の再開に合わせ漢江ルネサンスプロジェクトを急いで推進する意向を明らかにした。漢江から黄海まで最大5000トン級の国際旅客船が通れるようにする「舟運事業」に関する調査諮問の最終報告書が来月末に出される予定だが、楊花大橋以外では船舶の漢江橋脚通過に大きな問題がないようだと伝えた。市は政府の京仁運河建設日程に合わせ、2015年のしゅん工を目標にしていた舟運事業を2~3年前倒しする案を検討しているとされる。
市は昨年11月の舟運事業に関する中間調査で、「漢江の水深は平均5メートル程度のため、船舶が水に沈む深さを考慮し、1メートル程度の浚渫(しゅんせつ:水底の土砂をさらうこと)が必要」とし、楊花大橋の一部橋脚だけを調整すれば問題ないと分析していた。また、旅客ターミナルの敷地としては汝矣島や竜山が優れた立地条件を備えていると評価。就航地は、中国の青島など地理的に近い山東半島の都市からスタートし、中国内の他都市に拡大することが望ましいとする結論を得ている。
Copyright 2009(C)YONHAPNEWS. All rights reserved. 0