対北朝鮮消息筋が22日に明らかにした。北朝鮮は南北改善改善に向け複数チャンネルを通じ韓国と秘密接触を行っており、こうした意向を伝えた上で、見返りとして南北経済協力の迅速な再開を希望したという。送還方法としては、板門店か中国など第三国を介することが検討されている。韓国政府はこの提案を肯定的に評価し、真意と具体的内容の把握に努めていると伝えられた。
これに先立ちある韓国政府関係者は、政府は国軍捕虜送還に向け、北朝鮮に対する経済的補償を1つの方法として研究していると述べている。
現在までの韓国帰還者は、国軍捕虜76人と家族159人。国防部は560人余りが今も北朝鮮に生存していると推定しており、帰還者からの聞き取りでリストも確保していると伝えられる。
消息筋によると、北朝鮮は南北経済協力の優先事業として、茂山鉱山付近の製鉄所建設、羅津・先鋒地域の石油化学団地建設、食料品工場建設、平壌住宅10万戸建設、平壌~新義州高速道路建設などを掲げている。特に、最近、実権者の一人として浮上している張成沢(チャン・ソンテク)朝鮮労働党中央委員会行政部長が進める「平壌住宅10万戸建設」事業に、韓国側の参入を望んでいるという。また、韓国政府は北朝鮮が提示したこれら事業以外に、南北と中国を合わせた大規模社会インフラ建設事業を構想していると伝えられた。
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